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「K.I.nd of human」ライブシアターショーのセットでARRIの照明機器を使用

照明デザイナーのマイケル・ハイディンガー(Michael Heidinger)はビデオインタビューで、ARRI OrbiterとSkyPanelを使用し、まったく新しい方法で人工知能を視覚化して照明を行った素晴らしいライブショーについて説明してくれました。

Jan. 20, 2023

ショーについて

今日、世界は人類のこれまでの想像の範囲をはるかに超えた先端技術に大きな影響を受けています。人工知能(AI)を使用することで、人間は機械の独立性を高めています。この新たな自律性により、将来的に機械が自分で決断を行うことができるようになるかもしれません。

「K.I.nd of human」は2022年、ミュンヘンのユートピア・シアター(Utopia theater)にて行われた、AIに人生を投影し、伝統的な室内音楽とコンテンポラリーダンスを組み合わせるという試みのライブステージパフォーマンスで、有名なArcis Saxophone Quartetによる音楽と4人のダンサーによるパフォーマンスで構成されました。

本作品は4つの基本パートに分かれており、生で始まり死で終わります。このプロジェクトの照明に最新のLED技術を使用したことからもわかるように、照明デザイナーのマイケル・ハイディンガーにとって制作プロセスにおいて近代技術を使用することは非常に重要でした。彼はフレネルレンズを使用した16台のARRI Orbiter、また8台のSkyPanelを使用しました。これらは本ショーにとって最適なツールとなりました。

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The Arcis Saxophon Quartett

マイケル・ハイディンガーによるメイキングビデオをご覧ください。

ハードエッジを作らずクラシックバレエの投光器を使用したかったマイケル・ハイディンガーにとって、ARRI OrbiterのFresnelレンズを使用することは非常に重要でした。彼が大きな利点として挙げるもののひとつに、身体にも階調度を作ることのできるフレネルのハードコアがあります。「K.I.nd of Human」で、ハイディンガーは簡単に階調度を和らげることのできる大きな開き戸を有効に利用しました。 

人々がARRI Orbiterを自由に試せるということは重要だと思います。試した後はその後の制作にARRI Orbiterを使用しないという選択肢はなくなります。

Orbiterの高解像度調光機能は、数分間の照明のキューとフェードには重要な機能でした。シームレスな調光とカラーパフォーマンスにより、照明のスムーズな切り替わりを妨げる「ステッピング」という現象が起こりません。

人物の温かみと機械の冷たさの対比は、照明と、ステージ上で異なる色温度を使用することで作り出しました。

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ショーでは、機械的な単調な人間の動きのパターンを約8000ケルビンの非常に冷たい雰囲気の照明で実現しました。

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人間らしい動きとシーンでは、色温度も3000ケルビンまで上げました。 

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長さ20mのステージ面積は、「K.I.nd of human」の照明コンセプトにとって課題でした。照明デザイナーのマイケル・ハイディンガーは、ARRI Orbiterとフレネルレンズを使用することでステージ全体を照らすことができました。

The ARRI Orbiterは特に、約2000ワットのハロゲンに対応しています。これは膨大な光量のため、20m以上照らすことができるのです。

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マイケル・ハイディンガーが最も好んだのは、Orbiterの拡張カラーコントロール(ECC)とそのカラーセンサーでした。これらの機能を使用することで、簡単にスポットライト同士を一致させ、ホワイトポイントを同じものにすることができました。

とてもすばやく他の光源と交換することができたので、何時間もかけて正確さが少しでも損なわれるようなことがありませんでした。


ARRI Orbiterのカラーセンサーモードの利点についてのマイケル・ハイディンガーの説明をお聞きください

ARRI Orbiter Color Sensor Mode

マイケル・ハイディンガーについて

ウィーン生まれ。照明デザイナー。ミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場(「キャバレー」、「チキ・チキ・バン・バン」、「ジーザス・クライスト=スーパースター」)、ウィーンのMusik Theater Schoenbrunn(「Die Fledermaus(こうもり)」、「Der Obersteiger」、「Die drei Wuensche」、「Der Vogelhaendler(小鳥売り)」)、レーゲンスブルクのThurn&Taxis Castle Festival(「ウエストサイド・ストーリー」)、ブルケンラントのザンクト・マルガレーテン・オペラフェスティバル(Sankt Margarethen Opera Festival)(「カルメン」)など、120以上の演劇、ミュージカル、オペレッタ、オペラ、バレエ作品を手がける。