2024年3月20日から21日にかけて、国際的スポーツそしてメディアテクノロジー界の大物たちが、デュッセルドルフのメルクール・シュピール=アレーナで開催されたSportsInnovationに集結しました。この招待者のみが参加可能な唯一無二のイベントで、ARRIは、ライブエンターテインメントならびにスポーツ中継の環境を新たな高みへと引き上げるカメラ、照明、スタビライザー機器の優れたテクノロジーエコシステムを披露しました。
ドイツサッカーリーグ(DFL)が主催し、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)とも提携するSportsInnovation 2024は、出展者に、ライブゲーム、ショーケース、パネルディスカッション、展示などを通じて自社の革新性や技術を紹介できるユニークなプラットフォームを提供するイベントです。2日間に及ぶイベントの目玉となったイノベーションゲームでは、アメフト1試合とサッカー3試合が、メルクール・シュピール=アレーナのフィールドで行われました。試合中には、業界のトップ企業による画期的な最新スポーツテクノロジーを最大限に活用しながら、撮影、照明、ライブプロダクション映像の伝送が行われ、各社の最新技術の格好の見本市となりました。撮影された映像は、UEFAチャンピオンズリーグのフォーマットに匹敵するブンデスリーガの最高水準画質で放送され、撮影にあたっては、UHD/HDRクオリティのカメラ25台以上を含むセットアップが組まれました。
ARRIは、SportsInnovationの厳選された出展者リストに今年から加わり、観戦型スポーツの未来を形作るのに役立つツールとワークフローの特別なラインナップを紹介しました。イベント中に開催されたイノベーションゲームでは、ARRIはDFL(ドイツサッカーリーグ)とNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)とも連携し、試合のライブデモンストレーションを行うことでMulticamとカメラスタビライザーのシステムを披露しました。今回のサッカーとアメフトのライブ試合での実例は、ライブスポーツエンターテインメントにおいてARRIのテクノロジーを採用するメリットを裏付けるものであり、放送分野のプロフェッショナルが現在利用できる幅広いソリューションを示すものでした。
ライブエンターテインメントおよび放送市場のスペシャリストであるARRIのセールスマネージャー、トーマス・ストシェック(Thomas Stoschek)は、SportsInnovationでARRIが目指したことを次のように説明しています。「SportsInnovation 2024でのARRIのセットアップは、スーパー35カメラを含むARRIのツールがスポーツの撮影に適しており、これまでにないタイプのストーリーテリングを実現できることを証明しています。異なる被写界深度が得られる特別なセッティングを活用できるため、試合をさまざまなレイヤーで映し出すことが可能です。一例として、被写界深度を微調整するだけで、特定の選手に映像内の他の部分よりも強くピントを合わせ際立たせることができるため、よりユニークで没入できる体験を視聴者に届けられるのです。」