ドイツでは他国同様、ライブギグがない年は、コンサート会場やミュージシャンたちは経済的打撃を受けます。 オンラインコンサートシリーズ「StayLive」では、ドイツの放送局ZDFkulturは、NPO法人Initiative Musikと代理店Turbokulturと協力してイベントの中止が相次ぐ音楽業界の支援に取り組んでいます。 制作会社Neoxfilmのプロデューサー兼ディレクターのマーク・シュートランプフ氏とカラーリスト件編集者のクリストファー・ストックル氏に、12のライブコンサートの撮影にARRI Multicamを選んだ理由について語っていただきました。 また、ドキュメンタリー映画製作者のトバイアス・ コッペ氏には、ALEXA Miniが舞台裏のドキュメンタリー撮影用カメラとして選ばれた理由を説明していただきます。
ライブ用に組み立てた、ARRI Multicamのセットアップについて説明してください。
マーク・シュートランプフ:全部で5つのARRI AMIRAを使用しています。Easyrigのカーブしたレールに2つのドリーシステムを搭載し、ステージなどのさまざまな方法で使用・配置されました。 このセッティングはオーディエンスエリアの真ん中に配置した特設ステージに特に役に立ちました。 また、最大11人のパフォーマーを抱える大きなバンドは、ステージ上を自由に移動でき、カメラオペレーターと同じ高さで演奏できるため、自然な感じの撮影が可能でした。
ARRI Multicamは通常の標準的なショットを超えて、映像をさらに向上できます。焦点距離が広い場合でも、被写界深度を狭くすることができるので、オーディエンスに歌手や別のパフォーマー、または指導者に向けさせることができます。従来の2/3インチカメラのように、すべてにピントが合っていて、イメージを形成することができないのとは大きな違いです。また、今回のプロジェクトで素晴らしい仕事をしてくれたカメラオペレーターにとっても、より刺激的なものになっています。
AMIRAとFUJINON Cabrioズームレンズを組み合わせることで、必要に応じて焦点距離をすばやくスムーズに変更することができました。 まるで5台以上のカメラがあるかのように、状況の変化に非常に迅速に対応できるようになりました。 ARRI Multicamは、全体的に柔軟で高品質のセットアップを提供してくれました。 映画のように迫力満点な映像にすることを常に心掛けていますが、このシステムを使えば、それが可能になります。